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2006/01
2003年の終わりにいわゆる自宅サーバ(24時間連続稼働)を設置してから早2年ちょいが経過しました。
# Vine Linuxを利用させて頂いています。
あまりお客さんの多くないウェブサーバとメールサーバとしてしか利用していなかった為か
今のところPC本体・HDD (ハードディスク)ともに故障知らずです。
という感じでここ2年間の間にcronとsmartmontoolsで1時間毎にチェックさせていた
HDDの温度の推移をまとめてみたいと思います。
ちなみにHDDはHGSTのDeskstart 7K250 HDS722580VLAT20 (80GB)で、
同社のFeature Toolを利用して最も高い静音レベル(acoustic level)に設定しています。
取りあえず2004年1月1日から2005年12月31日までの2年分をどーんとグラフにしてみます。
思ったより周期的できれいなグラフとなりました。
ってか暑い(熱い)時と寒い(冷たい)時で15度近くも開きがあるんですね。
これがそのまま室温の違いだと思うとすごい気がします。
季節によって室温ってこんなに変化するものでしたっけ?
うちのアパートはもしかして安アパートなんでしょうか。
という感じで一年間のHDD温度推移をsinで近似することを試みてみました。
上図中、灰色の線が近似曲線なんですが案外いい近似が出来ています。
ちなみに近似式は
[HDD温度] = sin( ([1月1日からの日数] - 131 ) / 365 * 2 * π ) * 6.5 + 38.2
となりました。
この式から一年間で最もHDD温度が低い日は2月8日、最も高い日は8月9日ということが分かります。
立春と立秋の時期を考えるとまあ納得出来る日付ですね。
一年間の季節の移り変わりによる温度変化を全項で挙げたようなサイン波で近似出来るのであれば
その分を除けば今度は陽が昇ってまた落ちてという24時間の周期性が見えてくるはずです。
そんなこんなで二年分の温度データをフーリエ変換して、一日が何時間なのかを調べてみました。
上のグラフに示した様にHDDの温度は、ほぼ24時間の周期性を持つことを確認出来ました。
一番強いピークが24時間11分と、その他の要因も少なくない中なかなか健闘しています。
1週間を単位とした生活パターンに基づく周期性も見えてくるかと期待したのですが、
こちらは残念ながらうまく確認出来ませんでした。
書きながら気づいたのですが、
これはHDD云々はあまり関係なく、ただ室温を計測したのと変わりは無いですね。
もっと繁盛しているサーバだったらお客さんの少ない盆暮れ正月はHDD温度が低下するとかが
観測出来たのかも知れません。
このサーバはもうそろそろ引退して、次のマシンにお役目を引き継がせる予定なので、
次は室温も同時に測定・記録するような仕組みを作ってみたいと思います。
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