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ma赤外線リモコンを装置制御に用いるための練習

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2005/03

はじめに

赤外線リモコン用の赤外線センサというものが電気電子部品屋さんで案外安く売られています。
また赤外線LEDもそんなに高くない価格で売られています。

これは独自のリモコン送信機/受信機を作って測定装置の制御などに役立てない手は無いでしょう。
ということで色々と試してみました。

離れた場所から実験装置や測定装置の電源ON/OFFなどが制御できることを考えると
なかなか応用の幅は広いと思います。

赤外線リモコンの送った生データのロギング

先ずは自宅や研究室に転がっている何かの赤外線リモコンが送り出している信号を
捕らえてみたいと思います。

調べてみるまでリモコンではただ赤外線のON/OFFを繰り返して信号を送信しているのかと
思っていたのですが実際には38 kHz程度の赤外線パルスを信号に用いている様です。

通りで太陽光とかで誤作動しない筈です。
なかなか考えてあります。

赤外線自体は950 nm程度のものを用いていることが多いようです。

というわけで100 µs毎に赤外線センサの出力を読みとって、
マイコン(PIC16F648A)の不揮発メモリに書き込むものを作ってみました。

# 256 bytesある不揮発メモリのうち128 bytes (=1024 bits)を利用して102.4 msec分のデータを保存しています。

38kHz IR recorder
回路図もどき。よっつのLEDは動作確認用です。
ボタンは測定間隔変更などの為に付けたんですが活躍の機会はあまりありませんでした。

38kHz IR recorder
完成図。左奥に見える銀色の部品が赤外線センサICです。
再利用することを踏まえて足を長めに残してあります。

部品名規格等価格 (円)個数備考
1/4W カーボン抵抗200 Ω0.54安かったので買ってしまったもので抵抗値にあまり深い意味はありません。
1/4W カーボン抵抗10 kΩ12 
1/4W カーボン抵抗47 kΩ11 
トランジスタ2SC181531GRランク
3mmφ 赤外線LED緑色64 
タクトスイッチ 201 
16ピン ICソケット 401丸ピン
コンデンサ内蔵セラミック発振子4MHz401 
万能基板 901 
赤外線センサ 1501 
ワンチップマイコンPIC16F648A2201 
合計592円

そんなこんなで部屋に転がっていた赤外線リモコンの出した信号を録音(?)してみました。

38kHz IR recorder

ONのところは実際には38 kHzで赤外線がON/OFFを繰り返している部分ということになります。
このリモコンはNECの公開規格である「NECフォーマット」というフォーマットに則っている様です。

NECによるNECフォーマットのFAQページ

最初の長くONが続いている部分はリーダコードと呼ばれ、その後ON/OFFを繰り返している部分が
実際のデータ部な様です。ONに続くOFFの長さで0と1を区別しているそうでなかなか考えてあります。

次は赤外線リモコン(送信機)を作ってみる

引き続いて今度は赤外線LEDを使って赤外線リモコン自体を試作してみます。
IR remort controller

赤外線LEDひとつとスイッチひとつを繋ぐだけなので今度は8本足のマイコン(PIC12F675)を
利用してみます。

予備実験の段階にてそんな正確に38 kHzで出力してやらなくてもいいことが分かったので
セラミック発振子を使わずにマイコン内蔵のオシレータを利用してみました。

IR remort controller
9V電池はサイズ比較用です。実際には単4電池×2で動きます。

IR remort controller
中身。何だか適当な感じですが。

部品名規格等価格 (円)個数備考
1/4W カーボン抵抗4.7Ω11 
1/4W カーボン抵抗4.7kΩ11 
トランジスタ2SC181531GRランク
8ピン ICソケット 301丸ピン
5mmφ 赤外線LED950nm401パルスなら最大1Aまで流せる様です。
万能基板 2101 
スイッチ 901 
ワンチップマイコンPIC12F6751501 
ケース (黒) 2301 
合計755円

先ほど録音(?)した信号を模して出力してやると無事リモコンとして働くことが分かりました。


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